猫のいる暮らしを楽しもう
一人暮らしのひとが、ペットとして猫を飼う場合には、かなり費用が掛かります。キャットフードだけ買えばよいかというと、そうではないからです。
例えば、キャットフードだけでも月に数千円、猫がふんをするトイレ砂が月に換算すると、千円程度かかります。他には爪とぎなどを購入する場合もあるでしょう。それ以外であれば、もしペットが病気になった場合の病院費用も考えられます。
フードやトイレ砂が「固定費」だとすると、突発的な病気などで掛かる金は「変動費」にあたりますが、合計すると年間で10万円近くかかることも考えられるのです。
その他にも買主である人間が、ペットについた「蚤」にやられてしまう可能性もあります。その治療費なども念頭に置いておく必要があるのです。
このように、一人暮らしの人がペットを飼うとかなりの金額になることも考えられます。動物を飼っている人は多いですが、「一匹」ではなく「一人」として計算したほうがよさそうです。
一人暮らしが寂しい、猫が好きなどの理由で、ペット不可物件なのについ飼ってしまったり、飼ってもバレないのでは、などど考えていると退去費用が恐ろしいことになってしまいます。
猫特有の匂いはなかなか取れませんし、抜けた毛は掃除では完全に除去しきれません。次に入居する人がアレルギーだったら訴訟などの大きな問題にまで発展してしまう可能性があります。ペット不可物件で隠して飼うということは様々な問題が付き物です。
一般的に「故意・過失で汚損・破損させた場合は、その修繕費用を負担する」と、賃貸契約書に書いてあります。ルールを破ってペットを飼っているわけですから、そのせいついた壁の傷や臭いなどに対する修繕費用、リフォーム費用はもちろん負担しなければなりません。
例えば壁紙ですが、１平米当たり1000～1500円が相場となります。６畳の部屋はおよそ40～45平米のため、総額で４～７万円ほど。一部屋だけでこの金額な上に、床や臭いのクリーニング費用もかかると考えるとかなり高額になることが分かります。
ペットをのびのび生活させるためにも、ルールを守って飼育しましょう。